ISMS取得を目指す企業必見!
ISMS超入門セミナー
開催報告レポート

2026年7月16日、アームスタンダード株式会社主催にて「ISMS取得を目指す企業必見!ISMS超入門セミナー」をオンラインで開催しました。
近年、サイバー攻撃や情報漏えい事故の増加により、企業規模を問わず情報セキュリティ対策の重要性が高まっています。
一方で、「ISMSという言葉は聞いたことがあるが内容まではわからない」「何から対策を始めればよいのかわからない」といった声も少なくありません。
本セミナーでは、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の基本的な考え方からリスクアセスメントのポイント、認証審査で確認されるポイントまで、情報セキュリティの基礎をわかりやすく解説しました。
本レポートでは、当日のセミナー内容のポイントをご紹介します。
セミナー概要
- 開催日:2026年7月16日(木)
- 開催形式:オンライン(Zoom)
- 主催:アームスタンダード株式会社
- テーマ:「ISMS取得を目指す企業必見!ISMS超入門セミナー」
- 参加者業種:製造業・サービス業・IT業・卸売業など
セミナー内容のポイント
今回のセミナーでは、ISMSの基本から実際の運用や審査対応までを幅広く取り上げました。
情報セキュリティはシステム担当者だけの課題ではなく、組織全体で取り組むべき重要な経営課題の一つとなっています。
そのため、本セミナーでは専門用語をできるだけわかりやすく説明しながら、実務で活用できる内容を中心に解説しました。

1. ISMSとは?―簡単ISMS紹介―
はじめに、ISMS(Information Security Management System)の概要について解説しました。
ISMSとは、組織が保有する情報資産を適切に管理し、計画・実行・評価・改善(PDCA)のサイクルで継続的に改善していくためのマネジメントシステムです。
情報セキュリティ対策というと、ウイルス対策ソフトやファイアウォールなどの技術的な対策を思い浮かべる方も多いですが、ISMSでは「ルール」「体制」「教育」なども含め、組織全体で情報を守る仕組みづくりを重視します。
2. 情報の3要素と対策の重要性
続いて、情報セキュリティの基本となる3要素について解説しました。
情報セキュリティは、
- 機密性(Confidentiality)
- 完全性(Integrity)
- 可用性(Availability)
の3つの要素を維持することが基本となります。
例えば、機密性はお客様の個人情報等を関係者以外が閲覧できないようにすること、完全性はデータ入力のミス等が無いように管理すること、可用性は自然災害時も業務が止まらないよう備えることがあげられます。
セキュリティ対策を検討する際には、この3要素の視点から自社の状況を確認することが重要であることをお伝えしました。
3. ISMSから考える組織のセキュリティ体制
ここでは、ISO/IEC 27001の規格構成やPDCAサイクルについて解説しました。
情報セキュリティ対策を継続的かつ効果的に推進するためには、組織全体で取り組むための仕組みづくりが不可欠です。
ISMSに基づいてセキュリティ体制を整備・運用していくことは、PDCAサイクルを継続的に実践することで実現されます。
ISO/IEC 27001の要求事項がそれぞれ何を求めているのかを説明するとともに、特に箇条4~10がISMSの構築・運用・改善を進めるうえで中心となる重要な要素であることについて解説しました。
4. PICK UP!リスクアセスメントについて紹介
ISMS運用において特に重要なプロセスの一つが「リスクアセスメント」です。
リスクアセスメントとは、自社が保有する情報資産に対して、どのような脅威や弱点が存在するのかを把握し、その影響度や発生可能性を評価する活動です。
セミナーでは、
- 情報資産の洗い出し
- 情報資産への評価値付け
- 情報資産ごとに想定される脅威の洗い出し
- 脅威の影響度・発生頻度への評価点付け
- リスク値の算出
- リスクごとに対応の優先順位付け
- 受容基準を超えるリスクに対する対応の決定
について参加者の皆様に実際に考えていただく演習を行いながら解説しました。
リスクアセスメントを適切に実施することで、自社にとって本当に必要な対策を優先的に進めることができます。
5. 情報セキュリティ対策のチェックの仕方
実際にどのような情報セキュリティ対策を講じるかを検討する際に、ISO/IEC27002(附属書A)の活用が有効であることを説明しました。
附属書Aとは、情報セキュリティの具体的な対策(管理策)まとめた一覧で、「どのような観点で何をチェックすべきか」が明文化されたものです。
管理策の種類は、
- 組織的管理策
- 人的管理策
- 物理的管理策
- 技術的管理策
の4つに分類されており、それぞれどのような項目があるか実際に例をあげながら解説しました。
この附属書Aをチェックリストのように活用することで、必要な情報セキュリティ管理策で見落としているものはないかなど、自社が策定した対策と照らし合わせることができます。
6. ISMS認証審査における主な確認ポイント
ISMS認証を取得・維持するためには、毎年の審査を受ける必要があります。
ISO/IEC27001に基づくISMS認証審査において、主に確認されるポイントについても紹介しました。
例えば、本セミナー内で取り扱ったリスクアセスメントとリスク対応の実施状況では、策定された手順に基づいて実施されているか、実際の業務と乖離が無いかなどを審査で確認されます。
審査は書類だけではなく、実際の運用状況との整合性も確認されるため、日頃から仕組みを継続的に運用することが重要です。
7. 情報セキュリティに取り組むメリット
情報セキュリティに取り組むことで、企業や組織にどのようなメリットがあるのかを紹介しました。
例えば、
- 情報の取り扱いルールの標準化される
- インシデント発生時の対応がスムーズになる
- 社員のセキュリティ意識が向上し、日常的なリスク行動が減少する
- 情報資産の棚卸と整理整頓が進み、業務効率の向上につながる
などが挙げられます。
ISMSへの取り組みは、単なる審査の対応にとどまらず、組織全体の仕組みを整えより強い企業づくりにつながります。
※本セミナーにおける講義・質疑応答・個別相談会は、一般的な情報提供を目的としており、特定の組織へのコンサルティングを行うものではありません。
参加されたお客様の声
今回のセミナーについて、参加者の皆様からは、「規格の要求事項を企業の実務に絡めて理解しやすい説明をしていただいた」といったお声など、満足だった・わかりやすかったとのご評価をいただきました。
これからISMSに取り組む方や情報セキュリティ体制を見直したい方にとって、有益な情報提供の機会になったものと感じております。
セミナーへのご参加ならびにアンケートへのご協力、誠にありがとうございました。

まとめ
情報セキュリティを取り巻く脅威は年々多様化しており、企業規模に関係なく適切な対策が求められる時代となっています。
そのような中でISMSは、単なる認証取得の仕組みではなく、組織が保有する重要な情報資産を守り、事業継続を支えるためのマネジメントシステムとして活用することができます。
特に重要なのは、システムやツールだけに頼るのではなく、情報セキュリティに関するルールや教育、運用体制を整備し、組織全体で継続的に取り組むことです。
また、リスクアセスメントを通じて自社の課題やリスクを把握し、それに応じた対策を実施することで、より効果的なセキュリティ体制の構築が可能になります。
定期的なチェックや改善活動を継続することで、情報漏えい事故やセキュリティトラブルの発生リスクを低減できるだけでなく、顧客や取引先からの信頼向上にもつながります。
今回のセミナーが、自社の情報セキュリティ体制を見直し、より実効性のある仕組みづくりを進めるきっかけとなれば幸いです。
アームスタンダード株式会社では、今後もISMSや情報セキュリティに関するセミナーや情報発信を通じて、皆様の情報セキュリティ体制強化を支援してまいります。

次回セミナーのご案内
次回の「ISMS取得を目指す企業必見!ISMS超入門セミナー」は、下記日程で開催を予定しています。
- 日時:2026年8月26日(水)14:30~16:15
- テーマ:「ISMS取得を目指す企業必見!ISMS超入門セミナー」
参加をご希望の方は、以下よりお申し込みいただけます。

