どう変わる?いつまでに?の不安を解決!
ISO14001:2026規格改訂セミナー
開催報告レポート

2026年4月24日、アームスタンダード株式会社主催にてどう変わる?いつまでに?の不安を解決!ISO14001:2026規格改訂セミナー」をオンラインで開催しました。
本セミナーでは、ISO14001の規格改訂(2026年版)をテーマに、改訂の背景や目的、改訂内容のポイント、移行に向けた考え方について、実務担当者の視点からわかりやすく解説しました。
ISO14001認証を取得・維持している企業様を中心に、環境管理責任者、ISO事務局担当者など、多くの方にご参加いただきました。
本レポートでは、当日のセミナー内容の要点とポイントをご紹介します。
※本セミナーは、FDIS(最終国際規格案)時点の情報に基づき作成しております。あらかじめご了承ください。
セミナー概要
- 開催日:2026年4月24日(金)
- 開催形式:オンライン(Zoom)
- 主催:アームスタンダード株式会社
- テーマ:「どう変わる?いつまでに?の不安を解決!ISO14001:2026 規格改訂セミナー」
- 参加者業種:製造業・建設業・サービス業など
セミナー内容のポイント
今回のセミナーでは、ISO14001が改訂される背景から、移行に向けて今から準備すべきポイントまでを段階的に解説しました。
ISO規格の改訂に対しては、
何が変わるのかがわからず不安
- 移行審査とは何をするのかイメージできない
- 通常の審査との違いがわからない
といった声も多く聞かれます。
本セミナーでは、こうした疑問を整理しながら、改訂を負担ではなくマネジメントシステム見直しの機会として活かす視点をお伝えしました。

1. ISOの近年の動向・社会背景・改訂目的
はじめに、そもそもISOの規格改訂とは何か、ISO14001が改訂される背景や目的についてご説明しました。
今回の改訂は、前回2015年の改訂のような大きな改訂ではありません。
したがって、ISO14001:2015を運用されている企業・組織様が、根本から仕組みを作り直す必要はありません。
また、JIS版(日本語訳版)はまだ発行されていませんが、2026年後半頃と予想されます。
2. 改訂内容と前回までの比較
次に、箇条ごとの大まかな改訂内容について、2015年版とどのようなところが変わったのか、その要求事項が意図するところは何かを、例を交えて解説しました。
また、文書化された情報に関する要求事項の表現が変更された部分についても紹介しました。
規格構成が変わったため、「新しく文書化を要求されているのでは」と誤解されるかもしれませんが、基本的に新しい書類を追加で揃えなければならないということはありません。
3. 移行とは?移行審査とは?
規格改訂に伴い、必要となる「移行」「移行審査」について基本的な考え方を解説しました。
移行とは、組織が、自社のマネジメントシステムを、現在の規格に則ったものから改訂版の規格に則ったものへ更新し、運用していくことであり、単に書類を修正するだけで完了するものではありません。
また、移行審査とは、認証機関が、組織の更新されたマネジメントシステムが改訂後の規格に則って運用されているかを確認し、適合の事実を確認することです。
あわせて、申請手続きのプロセスや主な提出書類も整理しました。
4. 移行審査と通常の審査の違い
セミナーで使用した資料内で、移行審査と通常の定期・再認証審査の違いを早見表にしました。
また、通常の審査と移行審査を同時に受審するメリットや、移行審査のみ単独で受審することとの違いをお伝えし、「移行審査は特別なものだから難しい」という誤解を解消する内容としました。
5. 移行スケジュール
ISO14001:2026への移行に向けた一般的な移行スケジュールについても説明しました。
さらに、移行期限や登録証の有効期限について図を用いながらわかりやすく解説し、移行審査でありがちな失敗例もあわせて紹介しました。
ありがちな失敗のケースとしては、
- 審査が受審できない(希望時期に受審できない)
- 業務負荷が増大した、現場が疲弊した
- 遅々として進めず、審査直前にバタバタした
などがあります。
これらを防ぐために、認証機関からの情報発信を注視し、余裕を持ったスケジュールにする・逆算して計画を立てるなど、気を付けるべきことをお伝えしました。
6. 移行プロセス・チェックリスト
移行を進める際の社内プロセスを「移行準備」「構築」「運用」のフェーズに分けて、各取り組みのポイントを解説しました。
移行には最短で半年、一般的には1年~1年半程度の期間が必要です。
段階的に&早めに取り組むことで、無理のない形で移行を進めることができます。
また、本セミナーの参加特典として「ISO14001:2026の移行をスムーズに完遂するためのチェック項目30選」をダウンロードいただけます。
ISOの移行で何から取り組めばいいか、どこまで取り組めばいいかが曖昧な場合にご活用いただける内容を掲載しています。
7. 改訂時に見直すと良いマネジメントシステムのポイント
最後に、マネジメントシステムをより良くするポイントと、形骸化を防止する具体的なアクションを解説しました。
また、改訂対応を単なる「作業」に終わらせず、環境マネジメントシステムをより実務に活かす機会として捉えることが重要であることをお伝えしました。
システム全体の運用実効性、供給網全体の品質安定と管理コスト削減、人材資源の流動性に左右されない、自律成長組織の確立を目指していきましょう。
※本セミナーにおける講義・質疑応答・個別相談会は、一般的な情報提供を目的としており、特定の組織へのコンサルティングを行うものではありません。
※本セミナーは、FDIS(最終国際規格案)時点の情報に基づき作成しております。あらかじめご了承ください。
参加されたお客様の声
セミナー後のアンケートでは、以下のような声をいただきました。
「改訂内容・移行スケジュールについてわかりやすく解説していただき参考になりました」
「移行審査のイメージが具体的になりました」
「今の運用を見直す良いきっかけになりました」
規格改訂に対する不安が整理され、今後の対応を考える参考になったとのお声を多くいただいています。
ご参加・アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。

まとめ
ISO14001:2026規格改訂は、単なる要求事項の見直しにとどまらず、企業の環境マネジメントの考え方や取り組み姿勢そのものを見直す機会とも言えます。
規格改訂に対して、「いつか対応しなければならないもの」と後回しにしてしまうと、移行期限が近づいた段階で十分な準備時間が取れず、結果として書類修正や対応に追われ負担が大きくなりがちです。
そのため、改訂内容の全体像を早い段階で把握し、移行スケジュールを見据えた計画的な準備を進めることが重要となります。
現行のマネジメントシステムと新規格との違いを整理し、段階的に見直しを行うことで、無理のない形で移行対応を進めることができます。

また、規格改訂への対応は、単なる「規格適合のための作業」ではなく、
- 環境側面の捉え方が実態に合っているか
- リスクや機会が適切に管理できているか
- 形骸化している運用や書類はないか
といった点を見直し、環境マネジメントシステムをより実効性のある仕組みに改善するチャンスでもあります。
ISO14001:2026への移行準備を通じて、自社の環境への取り組みを改めて整理し、事業活動と環境配慮を結び付けたマネジメントを強化していくことが、今後の企業価値向上につながっていきます。
アームスタンダード株式会社では、今後も無料セミナーや情報提供を通じて、ISO運用に取り組む皆様のお役に立つ内容を発信してまいります。
次回セミナーのご案内
次回の「ISO14001:2026 規格改訂セミナー」は、下記日程で開催を予定しています。
- 日時:2026年7月8日(水)14:30~16:00
- テーマ:「どう変わる?いつまでに?の不安を解決!ISO14001:2026規格改訂セミナー」
参加をご希望の方は、以下よりお申し込みいただけます。

